私の5年間に渡るホステス体験記をご紹介させていただきます。
この記事の目次
私がホステスを始めた理由
当時私は大学を卒業して、専門学校に通っていました。専門学校は週3回だったため、学費や生活費の足しにアルバイトは元からする予定でいました。
新しい生活と授業に慣れてきた5月頃にクラブのピアノ弾き語りの募集を見つけたのです。これだ!と思って面接に行ったところ、お店のマネージャーに「ホステスでやってみる気はないか?」と誘われました。
クラブのピアニストと言う事で、接客もする必要があるだろうなとは思っていましたし、水商売に抵抗はなかったのと、提示された時給がピアニストよりも高額だったのでお受けする事にしました。そして翌日から始める事にしたのです。専門学校一年生の5月GW後の事でした。
どうしてホステスをしようと思ったのか?
もともとはホステスのバイトをするつもりではなかったので、バイトは自分の特技である「ピアノ」を生かせればと思って探していました。その時にたまたま「クラブで演奏するピアニスト」の募集を見つけただけなので、もしこの求人がなかったらホステスにはなっていなかったかも・・・しれません。
お店まで行く手段
お店はJRで二駅のところだったので、行きは電車で通っていました。お店も駅から徒歩5分程度でした。帰りはラストまでいれば、お店の「送り」と呼ばれる車に乗せてもらって帰る事が出来き、これは無料でした。
ただ、ほぼ毎回アフターと呼ばれる、お店が終わった後にお客様と食事やカラオケに行く、と言う仕事があったので、帰りはタクシーが多かったです。これはお客様が出してくださるか、頂きそびれた時は翌日お店に申請すれば交通費として支払われました。
バイトを始めて難しかったこと、苦労したこと・・・
ホステスの仕事は、天職か?と思うほど向いていると感じたので、あまり難しかった事、苦労した事と言うネガティブな経験はなかったのですが、唯一「女性同士の人間関係」これには苦労しました。
派閥のようなものがあり、勤務期間が長い先輩ホステスがグループを作っていて体育会系のノリで、これが私には辛かったですが、仕事に慣れてきて、自分にお客様が付き始めたら解消されていきました。
働いた期間は?
最初は週3で出勤していたのですが、そのうち仕事自体が面白くなり週5回ほぼフルで出勤していました。2年ほど勤めたのですが、更に条件が良いクラブからスカウトされ移籍しました。その後もお店を何回か替え、トータルでは5年間ホステスとして働きました。
時給・日給について
最初は時給3000円からのスタートでした。同伴したら+1500円いただけたり、自分のお客様の飲食代によってはボーナスが出る事もあり、平均すると日給は15000円は超えていたと思います。その後移籍したお店では、時給はほぼ倍でしたが、衣装や美容院でのセットなど細かい規定があり、経費もかなりかかり、収支を計算するとあまり最初のお店とは変わりませんでした。
もう一度、やれる機会があるとしたら?
もちろんやりたい!と即答します。普通に生活していたら知り合う事さえ出来ない、社会的地位が高い方や、特殊なお仕事に就いていらっしゃる方とお話する事が出来ますし、自分では飲めないような高価なお酒を飲める、と言うのも私にはメリットです。
そして、やはり周りの女性がみなキレイなので、女子力が上がるのは隠れたメリットだと感じました。実際、ホステスを始めてから5kgほど痩せましたし、メイクも上手になったと思います。
結婚して母親になった今、ホステスの経験ははるか昔の事のように感じてしまいますが、機会があればまたぜひやりたいですね。
女性である事を最大限に生かす事の出来る仕事、それが水商売だと思います。
ただ、華やかな世界ですし、普通のアルバイトよりもお金を稼ぐ事が出来ると言うのは、時にマイナスにも作用します。自分の意志がしっかりあって「バイト」と割り切れる方には本当にオススメしたいバイトです。