私が「ユナイテッドエフォーツ」という会社に入ったきっかけは、アルバイトをしていた会社だったからです。
この「ユナイテッドエフォーツ」という会社は、学習塾を運営している会社ですが、私はその学習塾のアルバイト講師として、大学時代に採用されました。
自分が中学生だった頃の学習塾は、嫌なものでしかなかったのですが、そんな私も先生になると、子どもたちから「先生の教え方上手だね」と言われたりして、楽しい日々を過ごしていました。
そして段々とのめりこむようになった私は、大学よりも塾講師のアルバイトを主体に生活を送るように。一応大学は卒業したものの、就活は行わずにアルバイトを続けていました。
その時に後の上司から、「正社員になって教室運営をしてみないか」という誘いを受けて、この仕事をもっと知りたいと思い、入社することにしました。
この記事の目次
ユナイテッドエフォーツに入社、そして転勤
入社後は当時アルバイト講師として働いていた教室で教室長を勤めました。
教室長と講師では仕事内容が変わるので、初めはとまどいや上手くいかないことも多々ありましたが、その時に退職しようとは考えてはいませんでした。
むしろ、しっかりと結果を残して恩返しをしようと思っていたのです。
そしてその3年後、新しい場所に教室を作ることが決定。そこは地方だったため転勤が必要でしたが、私はそれをチャンスだと考えていました。
将来自分で教室経営をして会社を持ちたいと考えていた私にとって、一から教室づくりを行うチャンスはなかなかめぐってこないからです。
そのため、声がかかった時にはすぐに転勤の決意をしました。
転勤そして昇進
転勤先は地方で、交通手段は車がないと不便な場所です。そのおかげもあってか、車の運転はかなり上達しました。
まだ未開拓の場所で上手くいくかどうかは、初めの時点ではわかりませんでしたが、少しずつ軌道にのり、教室の数も少しずつ増えていきました。
そのような時に当時の上司が退職することになり、私は教室長からマネージャーへ昇進することになったのです。
俗に言う「出世街道」まっしぐらといった感じで、私の給与も雪だるま式にどんどん上がっていきました。純粋に自分の力が認められたような気がして、嬉しかったですね。
ユナイテッドエフォーツから退社に至る経緯
気づけば転勤してから9年ほどが経ちましたが、この頃になると少子化の影響を受け、塾業界全体が厳しくなりました。当然、会社の経営状態もあまりよくありません。
私が担当していた地域はまだ発展途上というような場所だったので、幸い売上等の結果を残すことはできていましたが、会社全体での売り上げはかなり落ちていました。
それに伴い私自身の給与も3年間上がらないどころか、少しずつ減っていってしまったのです。
私は長男のため、両親の老後の面倒を見ることも考えると、いずれ実家に戻ることを検討していました。そして自分での塾経営という、自身の夢に対する思いも少しずつ大きくなってきました。
そこで、このまま会社に残っていても給与は上がらず、実家に戻ることもできないと感じていた私は、退社の意思を社長に伝えることにしたのです。
ユナイテッドエフォーツから退社するまでの流れ
私の会社は8月が決算です。そして私が退社の意思を伝えたのは、その8月でした。
会社の結果が出た時点で伝えた方が社長も納得しやすいということ、また塾の一般的な始まりは4月ですので、ある程度の長いスパンをもって引継ぎをしようと考えていたことから、この時期に決めました。
私の場合は直属の上司が社長になりましたので、社長にお時間をいただき、直接伝えさせていただくことに。このとき、独立して塾経営を行うことなど先の予定も伝えました。
これは、先のことをしっかりと伝えることができないと、社長の引き留めにあうと考えたからです。
また、マネージャーというある程度の地位にいましたので、後任の人事についてもまとめて社長に伝えました。
退社を伝えるときは、社長から引き留められず、かつ納得してもらえるように準備することが大切だと思います。
同僚や部下の反応
社長とも話し合って、退社することをすぐに伝えるのはやめました。正式に決まった11月頃に初めて、直属の部下にだけ会議の場で話すことにしたのです。
当然、このタイミングでなぜかという反応も多く、戸惑いなどもありましたが、その後1対1で今回の経緯と自分自身の考え、今後についてという話し合いを行い、納得をしてもらいました。
人事異動が絡む部下も出てくるのですが、その部下はトップが抜けるので、昇進できるような地位を与えるようにしました。
他に退社しようとしている人について
退社は私が自分で決めたことだったので、部下以外に社内の誰にも話すことはしませんでした。しかしながら知れ渡るのは時間の問題で、私が退社することを知った人も多かったと思います。
また私の退社を知った数人が、のちに退社したという話は聞きました。
退社後について
退社後は前述したように独立して、自分自身の学習塾をオープン。同じ業種ですが、会社に恩義を感じていましたので、オープンした地域は全く別の地域にしました。
会社とは喧嘩別れをしたわけではなく、円満に退社をしましたので、今も経営について教えてもらうなどのサポートをしていただいています。