山梨県の地方紙「山日新聞」の集金のアルバイト体験談【体験者はフリーター】
私は、山梨県の地方紙「山日新聞」の集金のアルバイトをしています。集金の時期は、毎月25日から月末日が基本です。25日になると、各個人ごとの請求書が発行され、それを持って各家庭を回って集金します。一定額のおつり用のお金も渡されますので、大きい紙幣での支払いには、それで対応します。
お客さんも集金に回る我々を待っていてくれる訳ではありませんから、回った分だけ回収できるということでもありません。はかどる日もあれば、留守が多い日ももちろんあります。また、大きい紙幣での支払いが多く、おつりの小銭が足りなくなってしまうこともあり、途中でコンビニエンスストアで買い物をしながら小銭を工面するようなこともあります。
一番大変なのは、雨の日の回収です。濡れたカッパを着たままで、玄関に入る訳にもいかないし、お金は濡れてしまうし、お客さんに渡す領収書も湿ってしまいます。雨の日には、通常の半分も回れれば良い方ではないでしょうか。さらに、そういう日には計算間違いも増えてしまいます。また、冬の寒い時期の回収も大変です。お客さんの家の軒先にバイクを停めての回収ですから、車では能率が上がりませんので、寒い時期でもバイクでの移動です。手は凍えてしまうし、震えが止まらなくなることもしばしばです。
それから、我々の仕事には、独居老人宅の訪問という高齢化対策の機能もあります。「何度訪ねても留守」という場合には、販売店から行政に連絡するという流れができています。新聞代金の集金にも、こういう社会貢献の機能もあるんです。