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学習塾での講師のアルバイトを始めたきっかけ
私は25歳の時にカナダでワーキングホリデーをし、帰国後はせっかくの英語力を生かしたいと思っておりました。
そこで、関西圏ではそこそこ有名な「京進」という学習塾でアルバイトを始める事にしました。
学習塾「京進」にて働く環境
私が配属されたのは京都府との県境の奈良市内にある校舎でした。
社員は2名、アルバイトは事務担当の方含めて8名(1年間で多少の変動はありましたが)、生徒数もそこまで多くなく規模的には小さい校舎だったと思います。
生徒は小学1年生から中学3年生までで、中学生の授業が主体でした。
授業は時間割が決まっているので、私は毎週決まった曜日に週4で勤務しておりました。
定期テスト前は変則的にテスト対策授業があったので週5になることもありました。
もちろん塾の授業は学校が終わってからなので、早くても5時スタート。
出勤時間も毎日夕方なのでありがたかったです。
授業が終わるのは10時前で、生徒が完全に下校し、事務作業もろもろが終わるのは平均で10時30分頃だったかと思います。
どれだけ遅くても11時をまわる事はありませんでした。
駅からは少し遠く、私は車通勤でしたが、バスや徒歩で通勤されている先生も多かったです。
未経験でも大丈夫?
私自身、塾講師は初めてでしたので、始める前はかなり不安がありました。
授業は集団授業の為、やはりいきなり教壇に立つことは出来ません。
まずは模擬授業を社員や先輩アルバイトに見て評価していただいてから、デビューとなるので、未経験でもやる気さえあれば大丈夫です。
模擬授業で合格を貰えればいよいよ講師デビューですが、モニターで様子をチェックしてくださっていたので安心して挑めました。
このバイトの魅力
夏期講習や冬季講習、受験直前の対策授業などで普段より多目に授業に入る時は、それだけ稼が増えるのでありがたかったです。
時給が授業1コマ(45分)で2000円でしたので、1日に5コマ授業を行うと1日1万円以上。
アルバイトとしては十分は収入を得ることができます。
また、授業と授業の空き時間は事務室で電話番として待機しているのですが、その間も時給(1000円)が発生するのでありがたかったです。
とにかく収入面が良いのがこのバイトの一番の魅力だと思います。
働くにあたって知っておいて欲しいこと
先にも述べた通り未経験からのスタートだったので、休みの日も次回の授業の準備に当てておりました。
具体的には授業の構成や、実際に黒板に書く内容の計画、プリントや小テストを作成したりと、やることは多かったですが、この準備で授業の良し悪しが決まるので手は抜けませんでした。
私は当時フリーターでしたので授業準備の時間は十分にありましたが、大学生で授業をたくさん持っている人にとっては少しキツイかもしれません。
大学の授業のコマ数が減る3年生以降の方が適しているかと思います。
実際に大学生アルバイトの先生も在籍されておりましたが、やはりもっている授業数は少なく、多くて週2回の勤務だったはずです。
しかし、先生として生徒の前に立ち、保護者様や電話の対応まで経験できるので、学生さんでも一足先に社会人体験ができる貴重なアルバイトだと思います。
塾講師で得た経験は、絶対に将来に役立ちます。
アルバイトを通して身についたこと
結局1年で辞めてしまいましたが、その間で“人が理解しやすい教え方、伝え方”を身につける事ができました。
また、生徒との信頼関係も築く為に試行錯誤したりと、授業以外のところでも成長することができ、辞める事には一端の先生になれた様な気がします。
今は正社員で別の仕事をしておりますが、機会があればまたやってみたいと思えるお仕事です。