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歯科助手バイトの応募
当時19歳で大学生だった私は、バイトを探していました。そのとき見つけたのが、自宅(奈良県大和郡山市)近くにある宇津歯科医院の歯科助手の求人です。
早速履歴書を持参し、面接に臨みました。診療時間後に面接があり、院長が直々に面接してくれたのを覚えています。
面接自体は簡単なもので、履歴書にざっと目を通した後「いつから来れる?」と聞かれました。
歯科助手バイトの始まり
面接後、すぐにバイトが始まりました。歯科医院は自宅から近く、通勤はいつも徒歩です。日曜も診療をやっていたので、平日・休日ともにバイトのシフトを入れるようにしました。
診療は当時9時~13時、15時~20時だったと思いますが、患者も多く、診療後の片付けをしているとあっというまに時間が過ぎてしまいます。
バイト初日、歯科衛生士さんから器具の洗浄頼まれたのですが、何に使うものなのかさっぱりわかりません。
トレイで運ばれてくるものすべてを洗っていたら、中には洗ってはいけないものもあり、「聞いてから洗って」と怒られてしまいました。
研修や最初の説明などもないままバイトが始まってしまったので、前途多難でした。
歯科助手バイトの主な仕事とは?
歯科助手の主な仕事は一言でいうと雑用でした。具体的な内容としては、処置に使用した物品の洗浄・滅菌に物品補充や診療介助などです。
患者も多く、結構忙しかったのを覚えています。
歯科助手バイトは人手不足?
バイトに慣れてくると、歯科医院の内情が徐々に分かってきましたが、どうやら慢性的な人手不足のようでした。
実際、当初2人いた歯科衛生士さんも途中で1人辞めてしまいましたし、同時期に入ったバイトの子もすぐに辞めていきました。
また、平日の歯科医師は院長のみ。日曜だけもう1人歯科医師がヘルプで手伝いにきてくれている状況です。
それでも、いつも相談する先輩の歯科衛生士さんはとても優しい方で心強かったです。バイトの時給は当時750円と平均的だったと思います。
歯科助手と受付の兼業がきつかった
院長は仕事に関しては厳しめの方で、時に怒られることもありましたが、その分評価もきちんとしてくれます。慣れてきた頃には、いろんな仕事を任せてもらえるようにもなりました。
私は当時、大学生だったため、授業が終わってからバイトに入っていたのですが、受付の方が休みのときなど院長と歯科衛生士さん2人で回していたこともあります。
そういうときは私が歯科助手と受付を兼業しなければならず、大変でした。
半年後に歯科助手バイトをやめることに
家が近所だったこともあり、ほぼ毎日バイトに入っていましたが、とにかく忙しかったです。
しかし、当時大学に入学したばかりの私は、学業も疎かにできません。次第に、もう少し学業との両立をうまくできないものか悩み始めました。
歯科医院が人手不足だとわかっていたので、辞めるのは心苦しかったのですが、期待される役割に応えていくのも難しいような気がしてきて、結局半年で辞めることにしました。
歯科助手バイトのメリットは、診療が直で見れて勉強になることだと思います。今までにない経験ができて有意義でした。
反面、時間的な拘束が多かったことが私的にはデメリットでした。ただ、これは医院によって異ると思うので、一概にすべてとは言えません。