【口コミ】大学の時に近所のTSUTAYAでバイトしてみた結果。友達や知り合いが汗【体験談・評判】

バイトは好きなものに囲まれたいという欲求が・・・

 

わたしは大学での4年間、様々なアルバイトをしました。時には掛け持ちも行い、たくさんの職種を見てきました。その中でも特に印象深く、思い出に残っているのがTSUTAYAでのアルバイトです。
大学1回生の5月頃、よく行く近所のTSUTAYAがバイトを募集していると知り、すぐに応募しました。ゲームでもCDでもDVDでも本でも、どれでもいいから楽しそうだと思い、面接をウキウキで受けました。
無事に受かり、6月頃から働き始めました。大好きな本に囲まれて目を輝かせての研修の始まりでした。

 

 

バイト先が近所すぎたが故に・・・

 

そのTSUTAYAは自転車で5分もかからない、わたしの超地元でした。ですので顔見知りがものすごく来店し、初めは、気まずい思いもありました。友達のお母さんに本の場所を聞かれてもわからなかったり、サボっている歯医者さんが来店したり、近所すぎたかなぁと悩んだこともあります。

 

しかし、やはり雨の日や行きたくない気分の日も、近所だからこそ気持ちを奮い立たせて出勤することができました。

 

バイトが楽しくなってくる

 

どんどん仕事を覚え、研修をクリアしていき、時給も始め820円だったのが10円ずつ上がっていきました。シフトにかなり入っていただけでなく、深夜にもよく入っていたので、それなりに稼いでいました。
メンバーとも仲良くなり、本にも詳しくなり、お客様に何を聞かれても対応できるようになると、問い合わせが嬉しくなりました。
攻略本、コミック、ライトノベルを担当させてもらい、特にその3つのジャンルには精を入れました。

 

 

自分のテリトリーが作れる喜び

前述した3つのジャンルにおいては、本棚一角を自分好みにカスタマイズできるという楽しみがありました。もちろん他の雑誌や書籍についても知識をつけなければいけませんが、このお店でコミックといえばわたし、になるわけです。

 

ですので誰よりも漫画を読み、勉強しました。出版社さんのおススメは片っ端から読み、売上が少しでも上がるようにポップを書いては配置を工夫して、我が子のように本を可愛がりました。
実際、あまり売れていない作家さんの本が自分が推したことで自店だけかなり伸びていたりすると、とても嬉しかったです。
マンガが好きだから全然苦でもなかったし、むしろどんどん詳しくなれて嬉しかったです。

 

やっぱりバイトは接客業がいい!

 

自分の担当業務以外にも、もちろんレジなどの接客があります。TSUTAYAには様々な客層の方が来られます。
深夜だと立ち読みだけして暴れるヤンキーがやってきて、一生懸命仲良くなって外に行ってもらったりお喋りすることで本へのいたずらや万引きを防いだりしました。
平日の午前中だと何が欲しいか忘れてしまったけどとりあえず本屋に来たというお年寄りで溢れかえり、一緒に頑張って探すことになりました。
そのどれもが今となってはいい経験です。
もちろん理不尽なクレームに何度もあいました。本の内容でなぜか怒られたり、自分のミスをいつまでも責められたり、辛くて泣いたこともあります。
でもしんどかったからこそ今は接客業のありがたみがわかり、自分も店員さんに優しくできます。
接客業を経験してよかったと心から思います。

TUTAYAのバイトそ辞めてから思うこと

 

結局、4年生まで続け、4年近く在籍することになりました。途中自分の受験で休んだりもしましたが、TSUTAYAは有給休暇もあったので、とてもよかったです。
時には社員さんにムカついたりもしましたが、自分が社会人になってからは「社員とアルバイトの負担は違うから当然だな」と社員さんの苦労もわかるようになりました。
本屋は体力仕事でありながら、頭も使うハードな職業で離職率がかなり高いです。
それでもわたしにとってはとても楽しくて、いつも大好きな本に囲まれていたのは今思うと天国でした。
また機会があればぜひやりたいと思っています。