【怒られない?】オーストラリアで仕事をする上で英語力はどの程度必要なの?

オーストラリアで働く上での英語力はどの程度必要か心配に思われている方も多いのではないでしょうか?

オーストラリアは移民大国で、特にシティ内ではたくさんの国籍の人が一緒に暮らしています

 

日本人が心配しているほど「完璧」な英語を求められないのが実のところです。では、オーストラリアの人は何を重視しているのか、オーストラリアのカフェで1年働いていた私の視点から紹介していきます。

 

そもそも英語が何かしらの基準以上できないと雇ってはくれない?

就職活動中の人であれば、必ずクリアしないといけないのがまず面接です。面接では、履歴書を提出しても、再度その店の質問フォーマットをその場で記入する必要があったり、簡単な面接というよりも顔合わせがあって、その後は1日体験&面接の日を設けてくれたり、もしくはそのまま仮採用、という形でじゃぁ明日から来てね!

 

と言われることもあり、その店の仕組みによって様々です。

 

面接の際に記入フォーマットを渡された場合は、唐突に英語の質問に記入する形でこたえなければならず、英語の表現の仕方や、単語のレベルなどである程度英語力がバレてしまうところです。

 

店の雇用状況によって雇うか雇わないかを判断する場合がほとんどなので、働く人が見つからないと多少話せなくても雇ってくれる場合がありますが、店側もコミュニケーションをとりやすい人を雇いたいとうのも事実です。

 

英語についてできるかどうかはどう判断される?

 

英語のレベルを履歴書だけで判断されることはほとんどなく、大体の場合は面接、その後の仮採用期間に実際のスタッフ間や、お客さんとのコミュニケーションを実際の現場でチェックし判断される場合がほとんどです。

 

私が渡航したばかりの時は、面接まではこぎ着けたものの、「もう少し話せるようになってからまた来てねー!」とフレンドリーに突っ返されてしまったことも何度かあります。

 

・英語はどの程度できると仕事するのに支障がない?

英語のレベルはどの職業を選択するかによっても違ってきます。例えば皿洗いの仕事を申し込んだのであれば、挨拶程度、または他スタッフとのコミュニケーションがある程度出来れば言語力はさほど問題にならないはずです。

 

しかし、キッチンハンドと呼ばれる調理助手ではスタッフ同士でももう少し細かいコミュニケーションが図れる必要があります。

 

さらにホール業務であれば、色んなアクセントや話し方の癖を持ったお客さんともコミュニケーションをとらないといけなくなるので、やはり日常会話レベルの英語力は必要になってきます。

 

英語に自信のない人は、英語を話す必要が少ない仕事から挑戦し、その環境での英語を聞きなれてきたら他の仕事に挑戦してみるという作戦もいいかもしれません。

 

接客においてよく使うフレーズ

ここでいくつか接客で知っておいてょうがいいであろうフレーズを紹介します。

☆Hi, How are you?(調子はどう?)

日本語に訳すと変な感じになりますが、会話の最初はとにかくコレを言っておけば間違いなしです。そしてお客さんからも聞いてくることが多いです。日本人がお客さんに対して「いらっしゃいませ」という感覚で使っています。

 

これに返事をしないお客さんも、またはお客さんの返事を聞いていないスタッフもいますが、接客の場でのこのフレーズは要は「いらっしゃいませ」なのでそれもOKの様です。

 

☆How is your day so far?(これまで今日の調子はどう?)

 

日本人には馴染みのない、初対面の人にその日の調子を聞くという文化ですが、How are you?に次いでこのフレーズもよく聞きます。How are you?より質問している、という要素があるので、単語でもなんでもいいので、何か返事をしましょう。

 

☆Not bad.(悪くないよ。) Or I’m fine thanks.(いい感じだよ。)

 

上記2つの返事にあたるフレーズですが、ここまでを聞くと接客、というよりも初対面の会話、だと思いませんか?これがウェスタンの接客スタイルなんです。友達に話す感覚と、お客さんに話す感覚が同じなんです。

 

☆What would you like to order today?(今日は何をオーダーしますか?)

注文を聞くときにスタッフ側から投げかける質問です。

 

☆Won’t be long.(お待たせしませんよ。)

オーダーを聞いた後にお客さんに伝えましょう。

 

☆Have a good day.(良い一日を。) Or Enjoy your meal.(食事を楽しんで下さい。)

これも日本人からすると馴染みがないですが、お客さんがお店を去る際に、「ありがとうございました。」と言う感覚で使います。

 

この接客英会話からも、オーストラリアの人がフレンドリーで会話好きなことが伺えますよね。

 

英語以外の言語ができる必要はあるの?

オーストラリアでは英語が出来ればほとんど生活に困ることはありません。

 

オーストラリアの都市中心では中国人も多いので、中国語を耳にすることも多いですが、オーストラリアにいて英語が全く話せない、という人はほとんどいないので、お互いに片言でもなんとかなるもんですよ。

 

 

仮に日本人が仕事場にいたら客がいない時など日本語で話していいの?

日本人同士で日本語を話すのは自然なことです。もちろん日本語の方がコミュニケーションも簡単ですし、特に仕事の場合はスピードを求められることが多いので、スムーズにコミュニケーションとれるに越したことはないです。

 

英語がつたないと客に怒られることはあるの?

 

私が1年働いてお客さんの方から言語が問題で怒ってくるということはありませんでした。むしろ「すみません、もう一度言っていただけますか?」など聞き返すと、「ああ、ごめんね!えーとね、」など、フレンドリーににこにこ教えてくれる人や、「どれくらいオーストラリアにいるの?」など個人的な話を盛り上げて助けようとしてくれる人がほとんどなので、お客さんは優しいことがほとんどです。

 

ここが移民大国のオーストラリアの受け皿の大きさかなと思います。強いて言うなら、スタッフの中には厳しいことをいう人もいましたが、これは日本の飲食業界で働いていても同じことだと思います。

 

喋れるだけではなく、英語で書ける必要ある?(例えば、領収書など)

領収書としてレシートを求めてくるお客さんはいましたが、レシートで十分なようでサインの必要や、スタンプを押す必要はありませんでした。

 

英語を書く必要があるのは、店先の黒板を書き換えるときなどそれ程頻度がないので、とにかく聞き取れて話せれば接客業はこなせます。案外とネイティブの人でも正しいスペルが分からない、って人もたくさん見てきたので心配しなくて大丈夫ですよ。

 

 




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