転職活動をする上で重要なポイントを8つほどご紹介します。
この記事の目次
【1】転職を考え出したら自分のやりたいことを整理する
転職は新卒の就活とは違い、学生時代の経験や学歴が採用の可否に直結するわけではありません。自身の能力ややる気も評価されます。
具体的に言うと、教科書に書いていることは勉強できてもそれ以外の応用力がない人はNGです。
実際私の近くにもそのような人がいますが、プライドが邪魔して人の話を受け入れないところがありました。
しかしこのような人では、仮に転職できても失敗しかねません。
そもそも仕事と言うのは、自分でやりたいことを見出すもの。やらされているだけではしんどいですし、結局仕事が続かなくて行き当たりばったりになってしまいます。
そうならないためにも、転職を決めたら慎重に自分のやりたいことを整理しましょう。
このとき注目したいのが年齢です。
自分のやりたいことを目指すのは、最低でも30歳ぐらいまでが限界。若ければ若いほど自分のやりたいことに路線変更できるので、早めの決断が必要です。
【2】自分のできることを整理する
自分のやりたいこととできることは違います。自分のやりたいことだけを主張していると、内定に至るどころか書類選考ですら通過しなくなるでしょう。
30歳を過ぎたら、自分のやりたいことよりも自分のできることで勝負していかないと内定を勝ち取ることは厳しいと考えてください。
もちろん、若くして他の人に負けないスキル持っているならいいですが、大抵はそうではありません。
そのため、「自分のできること=やりたいこと」という風に考え方を変えるのも妥当な選択と言えます。
【3】その会社でできることを考える
やりたいことや自分にできることが整理できたら、次は志望する会社について考えていきましょう。
具体的には、志望する会社で自分の持っているスキルが役立つか、やりたいことが実現できるかをイメージしてみてください。
ここでイメージがつかない場合は、仮に採用されても続きません。
今の時代の会社は、転職組を育てる時間を考慮しておらず、即戦力を求めています。
これはどの会社でも同じで、ある程度のビジネススキルやマナーを持っていなければ、淘汰されてしまいます。
【4】自分が気になる「求人概要」を吟味すること
人生の岐路を迎える転職だからこそ、その後の人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。
そのため、高い給与にだけに目を取られて飛びつくのは禁物です。
確かに同じ8時間働くのであれば給与が高い方が良いかもしれませんが、給与が高ければそれなりに求められるもの高くなるもの。
仕事での負担やストレスが増えれば、そちらの方が負担になってしまうでしょう。
また「条件が良いものがあればまた転職しよう」という考え方が芽生えやすく、転職が癖になってしまいかねません。
【5】履歴書を書く時のコツ
履歴書を書くときは、志望動機の欄や自己PRの欄を面接で上手く突っ込まれるように書かなければいけません。
履歴書で完璧に書いてしまうと、面接の時に聞かれてもそのまま読んでいるように捉えられてしまうのです。
とは言え適当に書くと書類で落ちてしまいますので、ポイントポイントでキーワードを使って書くように心がけましょう。
履歴書についてはより詳しく書かれている記事もあります。
○<関連記事>履歴書で絶対に書かなければならないこととは?でもあれは書いちゃいけない?
【6】面接に挑む時のコツ
面接では、例え緊張していても自信があるように見せることが大切。自分に自信を持てない人が入社しても、仕事で力を発揮できるはずがないからです。
そもそも転職とは、他の人には負けない自信があること、そしてそれが会社の求めている内容と一致するかどうかが重要です。
そのためある程度スキルを確立し、自分に自信を持てるようになってから、転職活動をした方が良いでしょう。
あとはそれが本物かどうかをプロの面接官が見極めてくれます。
また転職をする際は、必ず先に内定をもらってから辞めるようにしましょう。でないと後先考えない性格だと捉えられてしまいます。
【7】面接では特に自己アピールにおいて「ストーリー」が大切
面接では必ず自己アピールを聞かれますから、素直に自分の長所を述べてください。
このとき、ただ自分の長所を述べるだけではなく、きちんとストーリーとして相手に伝えることが大切です。
もしなかなか長所が見つからない場合は、自身の性格をカードに書いて、そこからいくつか選ぶとまとまりやすいでしょう。
面接時のコツについて、より詳細な記事がありますので一緒にお読みください。
→【新卒者や転職者必見】求人を選んだ後、会社の面接時を行う時のコツ9つ
【8】「数字」を使って具体例を出す
前述のストーリーを作るとき、注目したいのが数字です。
例えば携帯販売業で、スマートフォンを触ったことのないお年寄りに対してサービスを提供し、お礼の言葉を頂いた、というストーリー。
美談ではありますが、転職活動の面接としては弱いです。ここから、販売成績で優秀な数字を出した、あるいは社内のサービスコンテストで表彰された等の数字を入れましょう。
そうすることで、説得力のある自己アピールが可能です。
万が一経歴に自信のある数字がないという方は、もう一度前職を振り返ってみてください。
転職活動は社外の人間に伝えるものですから、社内ではあまり評価されていないことでも、案外評価されるものです。社内評価ではなく、社外評価なのを忘れてはなりません。