大阪在住で45歳の男性ですが自営業を営んでいます。
日々、従業員を抱えながら働いていたのですが業績が思わしく無く、副業として働かなければ生活をして行く事ができない状態になってしまいました。
仕事を家族に任せ実家を離れて生活をし、アルバイトをする事になりました。
この記事の目次
職安を転々とする日々が続き、ホテルの従業員募集の案内に目が止まりました。
家族を抱えていた事もありましたので、
職を見つけて支えなければいけないと真剣に職探しをし、毎日のように職安に通いましたし、
アルバイトの情報誌も毎週の様に購入をして職を探す日々が続きました。
ある日の事です、職安で調べていた所、高知県にあるリゾートホテルで従業員を募集をしている事を知り、
高待遇の条件が提示をされていたので働きたいと思うようになりました。
アルバイトですが時給が1500円以上と相場よりは高く、
三食が提供をされ、希望者には寮から通える事が提示をされている条件でした。
以前にホテルで正社員として働いていた事もありましたので接客には抵抗はありませんし、
奉仕精神もありましたので働いてみようと思ったのが始まりでした。
電話連絡後、面接を受ける事になりました。
アルバイトの採用の条件としては35歳から50歳までの採用枠が設けられており、
比較的幅の広い条件でした。
当時の私の年齢が41歳でしたので募集枠に収まっており、
アルバイト募集に電話連絡をしたのですが、年齢と応募の動機を伝えた所、とりあえず面接をするので来て下さいと言う事でした。
当時は大阪に在住をしていましたので高知まで移動費も掛かりますし、
宿泊をする予定でしたので全ての必要経費は自己負担になります。
面接を行って頂いた時期は6月の暑い時期だったのですが、
7月の夏のシーズンに向けて人員を増やす事であり2ヶ月の短期バイトでした。
面接が始まり応募に至っての経緯と過去の就業実績を履歴書を見ながら色々と聞かれたのですが、
過去にホテルで働いていた事が分かるとホテルでの仕事内容を質問されました。
カウンター、ベルマン、事務、清掃の経験があると伝えますと、
実績が評価をされ採用になりました。
7月から9月までの契約で働く事になりました。
高知県にあるリゾートホテルでの勤務になりましたが、海岸から近くにありますので観光客も多く、
若者から家族連れまで様々な方に利用をしていただけるホテルでした。
勤務をするに辺り一周間ほどの研修期間が設けられていたのですが、
挨拶の仕方はもちろんの事、お辞儀の仕方から歩き方まで徹底的に礼儀作法を教え込まれました。
始めは先輩に付いて側で見ている形で学んで行くのですが、
お客様の荷物をお部屋に届ける事もありますし、車で来館をされる方への駐車場への案内もあります。
アルバイトなので雑用的な事が主な仕事になり、
電話の受付、事務的な事は社員がされており、
アシスタント的な仕事が実際の仕事になりました。
与えられた寮の暮らしで従業員への配慮も整っていました
週五日勤務で交代制の勤務になりましたが、
寮住まいを希望したので寮からホテルまで通う事になりました。
与えられたお部屋は6畳一間でしたがコーポを全て借り切っており、従業員の専用の住まいになっていました。
バスユニット付でしたし、シーツ等も定期的に取り替えて頂き、衛生面でも配慮が行き届いていました。
食事の方ですがホテルの社員食堂で頂く事が出来ますし、全て無料になっていましたので食費の方は殆ど掛からない生活を送ることが出来ます。
実際の仕事内容ですが確実性が重要です
雑用が主な仕事になるのですが部門的に分かれており、
レストランのウエイターの仕事もありますし、ベットメイク等の清掃の仕事等がありました。
私の仕事内容としてはベットメイク及び館内の清掃でしたが、ただ清掃をしていれば良い訳では無く、確実性を求められる厳しい仕事でした。
ゆっくりやれば誰でも綺麗にする事が出来るのですが、早く確実にする事を常に求められていたのです。
時間を掛けていては次に利用されるお客様のチェックインに間に合わないので、
スピードがあり確実にする事を常に言われていました。
始めは凄く難しかったのですが要領を掴んで来ると次第に出来るようになって行きました。
2ヶ月の予定が仕事の延期を求められ、結局は年内一杯働きました
7月に2ヶ月の予定で採用をされたのですが、
同時期に始めた仲間は8月一杯で契約が終わり殆どの方が辞めていきました。
私も2ヶ月で終わると思っていたのですが契約終了目前に、もう少し働けないかと話をされ、
仕事にやりがいを感じていたので更に契約を更新して働く事になりました。
結局、12月の終わりの冬の時期まで働きましたが、
厳しい事もありましたし本当にやっていけるのかと不安になる事もありました。
ですが、お客様に笑顔で、ありがとうと言われる瞬間が心から嬉しい言葉であり、
少なからず感謝の気持ちを頂ける事が充実感に繋がり、
その言葉が欲しくて仕事をしていました。
40代と決して若くはありませんが、
奉仕が出来る精神があれば採用してくれる確立が高いと思いましたし、縁があって働けた事を誇りに思います。