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私の転職前と「転職後」の仕事内容について
私は大学卒業後、6年間名前の知られている「日」が付くあの保険会社の一般職として働いていました。
その後、30歳でIT企業に転職し、プログラミングやシステム設計、保守、ユーザーサポート、品質保証、プロジェクト管理などを15年間担当しています。
保険のシステムに関わることも多く、前職の知識が生かされています。
どうしてIT企業に転職したのか
保険会社では、何かを生み出す仕事ではなく、何かを処理する仕事だと日々実感していました。
そこで何かモノを残せる仕事がしたいと考え始め、保険会社でこのまま働き続けることに疑問を感じ転職することにしたのです。
この時すでに29歳になっていた私。できればどこでも働ける技術職に就きたいと考えていました。
そんなとき、文系大学を卒業した私でもシステムエンジニアになることは可能だと知り、IT企業に転職することを決意。半年ほど勉強して情報処理資格を取得した後、IT企業の面接に臨みました。
でもなかなか受かりません。経験がない上に、この頃には30歳になっていたため、何社も落とされました。
しかし幸い、1社の地方の中堅Sier企業が採用してくれたのです。
転職してみて最初に感じたこと
初めてオフィスに入って驚いたのは、多くの人が働いているにも関わらず、静かであることです。電話も滅多に鳴りません。
それまでは保険会社の営業店で働いており、1日中電話が鳴りやまない状態だったので、その静けさにしばらくは落ち着きませんでした。
社員も電話慣れしていないので、なかなか電話に出ず、電話が何コールも鳴り響くことに正直違和感を覚えました。
IT企業の社員は全体的に大人しい人が多いです。
経験を積んでクライアントとの対応が多くなれば、社交的になる必要がありますが、プログラミングや設計で黙々と作業することを好む人も多いので、静かな人が多い印象です。
IT企業に転職して大変なこと
前職の保険会社の時と違って、毎日お客様に直接クレームを言われることはなくなりましたが、その分残業時間は大きく増えました。
納期前には終電前まで働いたり、徹夜することもあります。30代前半までは体力があったので乗り切れたのですが、35歳を超えると体が元の状態に戻るのに時間がかかるように感じます。
とは言え無事に納品できれば、休みを取ることができたので、リフレッシュはできました。
転職後の住まい、通勤について
IT企業に転職するまでは実家から会社まで1時間ほどかけて通勤していました。
しかし転職後は、残業や休日出勤が多いため長い通勤時間が苦痛に。そこで会社から電車で20分、自転車で15分くらいの場所に一人暮らしをするようになりました。
場所は、帰りが遅いことも多いので治安のいいエリアを選びました。
IT企業に転職して良かったこと
毎日クレームを処理することよりも、時間をかけて何かを作り上げることの方が私にとって大きい喜びとなりました。
ユーザーサポートや保守を担当している場合は、問題を解決した時に感謝の言葉をかけてもらうこともあり、これも嬉しかったです。
また、プロジェクトが終わるとまた新しいプロジェクトに参画することになり、環境も業務内容も変わりますが、私には合っていました。
人によっては環境や業務内容が変わることを嫌う人もいますが、私にとってはリフレッシュできるので良かったです。
ほかにも、短期・長期での出張する機会が結構ありますが、私は出張することで新しい人々や新しい場所と出会えて楽しめています。
この業界では体力的に大変なことも多いですが、その分実力があれば男女関係なく認めてもらえます。
最近では出産後も復帰して働いている女性がたくさんいるので、女性にもおすすめの業種だと思います。