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試験監督をするきっかけ
私は青年海外協力隊のOGです。この青年海外協力隊というのは、国民の税金を使わせていただいて国際協力活動に参加するもの。
実際にどんなことをするかというのは、その国の要請や各個人の目標に合わせて決めることができました。
反面、約2年の活動期間を得て帰国した際には、税金を使って行った分をみんなに反映する活動をすることが義務付けられています。
そこで私は青年海外協力隊からの帰国後、地元山口県山口市にある国際交流協会に協力したり、地元のOB・OG会に参加して、自分の活動が反映できるようにしてきました。
そんなある時、青年海外協力隊の試験会場で試験監督を探しているという話をもらったのです。
試験監督の仕事と人数は?
青年海外協力隊の試験は、ある会館の1室で行われます。受験者約30名に対し、試験監督は約4名でした。
事前にあった打ち合わせでは、試験監督としてどのようなことに気をつけないといけないのかということの説明と、配る資料の確認が行われます。
また試験のテーブルナンバーをつけたりするのも試験監督の仕事でした。
試験監督として気を付けるべきこと1 咳、鼻、お腹の音
試験が始まると受験者は声を出すこともなく、必死で問題を解きはじめますよね。
そのため試験監督も同様に息をひそめ、試験が終わるのも見守るということが重要なポイントだったと思います。
集中しているときには気にならないかもしれませんが、咳払いや鼻をすする音などは意外と集中力をそぐもの。
またお腹が鳴る音も他人は気になると思うので、しっかりと食べて行くことを心掛けました。
試験監督として気を付けるべきこと2 歩く音
私は女性なので、試験監督としてスーツを着用していきました。しかし問題となったのは靴です。
ホールの床をあらかじめ確認できなかったので、ヒールのある靴を履くと床がカツカツと響くか、カーペット仕様で響かない物かを確認することができませんでした。
そのため私は安全策を取って、あまり響かない物を履いていきました。カツカツという音は意外に耳につきますよね。そのため注意するべきポイントだと思います。
試験監督の待遇と拘束時間
試験監督の拘束時間は、約半日。そしてその待遇は3000円です。地元だったので自家用車で会場まで行きましたが、交通費の支給はありませんでした。
トラブルはあった?
青年海外協力隊の試験では、職種によって試験内容が異なります。
そのため早く終わる人もおり、もちろん早く問題を解いて終了した人は試験用紙を提出し退場しても構いません。
実際私が試験監督をした時には予想外に早く退場する人もいて、正直驚きました。
とはいえそのような人が待つ場所も設定されていなかったので、「自由に過ごしておいてください」としか答えることができなかったのです。
会場外にイスを設けるなど、その対策を考えておけばよかったと思います。
試験監督の難しさ
青年海外協力歳の試験監督をするのは決して難しいことではありません。
ただ試験監督の募集が少ないこと、口コミ募集であること。また実際の仕事では気配りと配慮が出来ることが大切だと思います。