【本好きは堪らない!】千葉県八街市にある「文教堂書店」でのアルバイト体験談【経験者は高校生】

私は高校三年生の夏から大学二年生の夏までの三年間、千葉県八街市にある文教堂書店で書店員のアルバイトをしていました。学校が終わってからアルバイトに行く日は18時から勤務し、閉店後の締め作業を含めて23時頃まで仕事をしていました。休日は9時から17時のシフトが多かったです。
田舎の町ということもあり時給は790円程度と休めだったと記憶しています。何せ、10年近くも前の出来事なのでうろおぼえです。
書店員のアルバイトは、レジ、棚の整理、入荷の処理、返品の処理、発注作業、外注作業、検定の受け付け、棚卸など沢山あります。レジに関しては特に難しいことはありませんでした。ただ、検定の受け付けについては、英検、漢検、TOEIC、TOEFLと検定の種類も多く、台帳記入など何かと煩雑だったので正直あまり好きな作業ではありませんでした。
棚整理は、少し時間が空いた時や店内清掃のついでに店内を一周しておこなう感じでした。特に平台といって膝の高さにある陳列台の上はごちゃごちゃになりやすいので頻繁に手直しすることになります。雑誌を並べて置いておく面出しについても、キチンと表紙が見えるように工夫して並べる必要があり、一列全ての面出しを整える頃には二の腕が少し疲れるくらいになります。
もっとも体力を消耗するのは返品作業です。段ボール箱に返品する本をぎっしりパズルのように詰めるのですが、いっぱいになると腰や腕がおかしくなりそうなくらいの重みになります。これを多いときで六箱ほど作ることになるので重労働です。
ですが、やはり本屋のアルバイトは本好きには堪らない環境です。発注作業に直接関われるので自分の欲しい本を自分の分として個別発注出来ますし、新刊が出た場合いち早く取り置きが出来たりします。時給が安いのが玉に瑕ですが、それでも本好きな人は本に囲まれて仕事をすることを、私同様『楽しい』と感じるはずです。思いのほか体力仕事だったりもしますが、私は書店員のアルバイトが好きでした。