【特別メリットがない】ルノアールという喫茶店でアルバイトの体験談【経験者は短大生】

短大を卒業間近、就職活動をしていたものの就職先が決まらず、就職が難しければ、シナリオの専門学校にでも行こうかと思い、学費を作ろうと、クリスマスからお正月にかけて新宿にあったルノアールという喫茶店でアルバイトをすることにしました。そこは東京都新宿区にあって新宿駅前にありました。地道で危険なイメージも感じられない喫茶店だったので、面接に行ってみることにしました。

 

仕事内容について

 

仕事内容としましては、普通の喫茶店ですることと変りません。喫茶店のウェートレスでお客様の読み物の注文を聞き、テーブルまで運ぶという作業です。フロアーも広かったし顧客の回転率もいいので、いつも混んでいました。が、他のアルバイトの女性も大勢いたので、忙しかったですが、そう負担感は感じませんでした。私は学費稼ぎでしたし、特別メリットというものもなかったのですが、とにかく駅から近かったこと、そして、採用してくれたマネージャーが誠実そうな人柄であるということ、それでいて洞察力が鋭く、私の性格をすべて見通したような面接に、何かミステリアスなものを感じてしまいここでアルバイトしてみようと決断したのでした。

 

フロアーは女性のマネージャーがすべてを統括していて、毎日ミーティングを行なっい前日の反省、本日の伝達事項の徹底とテキパキと仕事をこなすすがたにもプロを感じました。チェーン店もある大きな喫茶店でしたから、そのあたりの管理教育はきちっとなされていまして、そういう意味では安心してアルバイトができました。昔は喫茶店というと、水商売という括り方をされて、親たちも喫茶店のアルバイトは、諸手をあげて賛成という訳にはいきませんでしたが、ここならば安心という感じでした。時給は、当時ですから500円位だったのでしょうか。このあたりは、おおよその記憶しかありません。

 

専門学校の学費を稼ぐという目的で始めたアルバイトでしたが、クリスマス、お正月と同じ位の学生が楽しそうに語り合っているテーブルをちらっと見ながら、みんなが遊んでいる時に、働かなければならないこと、もう学生でいられないことを感じた若干苦い感慨をもった冬のアルバイト体験でした。