【暑いと聞くけど?】着ぐるみアルバイトに面接受けて仕事する場合の心構え・コツ7つ

夢(イメージ)を与え、お客様を喜ばせるお仕事が『着ぐるみ』です。
それと同時にクライアント企業や商品のイメージという看板も背負っています。

 

と言うと堅苦しく聞こえますが、基本的には元気で明るく働けばOKなお仕事です。
楽しみながら頑張りましょう!

 

【コツ1】着ぐるみの求人探し

 

着ぐるみの仕事は主に(単発イベント系の仕事がある)人材派遣の会社から発注されますが、稀に地方自治体や一般企業が直接雇用の募集を行う場合もあります。

 
いずれにしても求人フリーペーパーや求人サイトなどの求人媒体で探すのがベストでしょう。

 

狙い目は3月頃です。一般的に翌月には新入学や進学前の春休み、お花見などのレジャーイベントが目白押しですよね。
企業やレジャースポットではその時期を狙ってPRやイベント活動を活発化させるので、着ぐるみの募集が増える時期でもあります。

 

 

但し人材派遣会社はもちろん既存のスタッフを優先して募集情報を流しますので、着ぐるみのみに拘らないなら(他の単発仕事もしても良いかな、という場合)時期は意識せずあらかじめイベント系派遣会社に登録しておくのも一手です。
その時に「特に着ぐるみの仕事を希望しています」とアピールしておくのも良いでしょう。

 

 

【コツ2】着ぐるみの種類

最も多いのは『動物』です。
犬、猫、うさぎ、鳥、クマなどですね。

その他にはお菓子など直接商品イメージやCMキャラクターイメージに直結するような種類の着ぐるみもあります。

 

【コツ3】アテンダント

着ぐるみは視界や動ける範囲が狭まるので、『アテンダント』という誘導やフォローをしてくださるスタッフさんが1~2人付いてくださいます。
このアテンダントさんも単発派遣の方がほとんどです。

 

 

仕事仲間なのできちんと挨拶とコミュニケーションを図っておくと、その日のお仕事がやり易くなります。

 

 

【コツ4】動き方のコツ1:元気

着ぐるみで重要なのは『元気で可愛い』というイメージ要素です。
その中で先ずは『元気いっぱいに見える動き方』からご紹介しましょう。

 

 

■全体的な振りを大きく

着ぐるみは入っている人が思うほど外側の動きに反映されていません。
入っている人は動作しているつもりでも、キャラクター自身はあまり動いていないように見えてしまうことも多々あります。
ご自分が「大袈裟かな?」と思うほどのダイナミックに動くくらいで丁度良い加減です。

 

■歩く時の手振り

例えば腕を天井方向に向かって上げ下げする(伸縮させる)動作を繰り返すと元気よく歩いているように見えます。
音楽に合わせて行進しているようなイメージですね。

 

■疲れた素振りを見せない

運動量が多く、中では汗だくだくでラクなお仕事ではありません。
しかし売り場やステージ上に出ている時は基本的に静止NGです。
その為に着ぐるみは間の休憩時間を長めに挟んでいるはずですので安心してくださいね。
ぐったりは休憩室で、ステージでは元気に! が基本です。

 

■音楽に合わせる&自身が楽しむ

前述でも少し触れましたが、大抵のお店ではお店のテーマソングや有線などの音楽がかかっていますので、その音楽に合わせて歩く&動く(※待機中)と良いでしょう。
音楽に合わせると自分自身の気持ちも楽しくなってのってきますし、楽しそうに動いているとお客様からも寄って来やすくなります。

 

【コツ5】動き方のコツ2:可愛くみせる

次に可愛く見せる動作のコツです。

 

■そのキャラクターに合った動きを

着ぐるみは『そのキャラクターが活きている』リアル感や親しみやすさが大切です。

例えば『猫』なら顔を洗う仕草や招き猫のような手の曲げ方をしてみせると喜ばれます。
『ウサギ』なら元気に跳ねまわる、『象』なら長い鼻を強調する動きをするのも良いでしょう。

 

 

ただ植物や本来動かないものをモチーフにした着ぐるみなど、そのキャラクターらしい動きや仕草の癖が分かり難いものもあります。
その場合は(クライアント様側や上司に尋ねておく、又はインターネット検索などで)キャラクター設定や性格を確認しておきましょう。
その性格に合わせてなりきって動けば巧くいきます。

 

 

もし人見知り・恥ずかしがり屋・引っ込み思案といったキャラクターの場合は、(誰かが目の前に来た時に)オーバー気味に顔を隠して照れる仕草をする、アテンダントの人や看板の後ろに慌てて隠れチラチラ顔を覗かせて様子を窺うといったクスッと笑える可愛らしい仕草ができますね。

 

 

■ぶりっこ仕草も多めに

人間(女性)ならぶりっこだと敬遠される仕草も、着ぐるみキャラクターなら喜ばれます。
積極的に可愛い&ユニークな仕草を披露しましょう!

 

【コツ6】動き方のコツ3:対話

着ぐるみも実は接客業の一つです。
目の前に来られたお客様(主にお子様)へ応対・対話しなければなりません。

 

 

とはいえ基本的に声を出すことはできませんので、ジェスチャーで意志を伝えることになります。
ここで基本的なジェスチャーを少しご紹介いたしますね。

 

▼話を聞く

お客様やアテンダントさんが話している時は大きくうなずいて聞く素振りをする、その話に合わせた感情表現をするという方法です。
例えばアテンダントさんがクイズや質問をお客様に投げかけている時は腕組みをして首を傾げ考えこんでいる仕草をする、など。

 

▼お礼を伝える

「可愛いね」などとお客様に言っていただけた時は、大きく「ありがとう!」を表す仕草(頭を数度下げお辞儀など)をして、更にキャラクターが可愛く見えるポーズをいくつか披露して楽しませましょう。
お客様が笑っているなら少し調子に乗っている位の仕草で丁度です。

 

▼スキンシップ

お客様やお子様が喜んでいるなら握手やハグなどもOKです。
ハグは小さなお子様に喜ばれます。

 

▼帰る時の仕草

時間になればアテンダントさんが「○○ちゃんはお家に帰ります」などと説明して連れ帰ってくださいます。
その時素に戻ってスッと帰るのではなく、何度も振り返って手を振るなど名残惜しさと「楽しかった」「ありがとう」という気持ちを(先刻まで遊んでくださっていた方々へ)伝えましょう。

 

【コツ7】注意点

■恐がらせない

稀に着ぐるみを怖がるお子様も居ます。
その場合は一、二歩下がり困った仕草をしながら様子を見ましょう。
打ち解けようと積極的に近づきすぎてしまうと逆効果です。
この時は少し離れて身振りを小さくしてあげましょう。

 

■調子に乗り過ぎない

恐がらせないことと共通していますが、気分が乗ってくると怖がっている子を店の端まで追い回したりテリトリーから勝手に出たりする着ぐるみさんも稀ですが居ます。
基本的な内容ですが、ステージ範囲と節度を持ってお仕事しましょう。

 

【コツ8】持ち物

<1>タオル
<2>着替えTシャツ
<3>飲み物
これらは、かなり多めに持参した方が良いです。とても重宝します。

また、汗が目に入るので
・「タオル地バンダナ」や「ヘアバンド」
で前髪を上げておくと良いでしょう。

 

【まとめ】

着ぐるみのポイントはこの3点です。

 
>「楽しむ」
動作と感情は繋がって表れます。先ずは着ぐるみ者本人が楽しむことが大切です。
。「タイミング」

動作と周りとのタイミングがずれるとしらけてしまいます。状況をみた行動を。

 

>「サービス精神」
あくまでも接客業の一つ。お客様・お子様を笑わせる・楽しませることがお仕事です。

 

体力と気力の要るお仕事ですが、人に喜ばれるというやりがいがあります。
先ずはスポーツ感覚でご自身から楽しんでみてくださいね。