私が転職した時の経験を話したいと思います。同じような職種で転職したいと考えられてい方のサンプリングなれれば嬉しいですね。
この記事の目次
製図の専門学校から設計事務所へ
私は工業系の高校を卒業後、運輸(クロネコヤマト)関係のアルバイトをしていた私は、手に職を付けるために製図の専門学校に通いました。
正確には各種学校ですので、半年のコースもあれば1年のコースもあり、昼夜も問いません。
しかし、やるならきちんと技術を身に付けたいと思ったため、昼間の1年制コースを選んだのです。
製図の学校が性に合っていたのか、高校時代は遅刻ばかりしていた私も無遅刻無欠席で皆勤。すると学校側が、都内の小規模な設計事務所への就職を斡旋してくれました。
設計事務所では毎日実施図面の作成に追われました
就職先の所長は私が学んだ製図学校の修了生でしたので、何かとよくしてくれました。
業務内容は、中堅ゼネコンの下請や大手デベロッパーのマンションの設計書作成で、現場監理は一切ありません。
てっきり設計した図面を持って現場に行くのが設計事務所の仕事だと思っていた私は驚きました。
所長曰く、だいたいどこの下請け事務所も図面を作るだけで、現場には出ないそうです。
現場が分からないまま図面だけを描くことに疑問を覚え始めた
最初の半年は実施図面を描くことに必死でした。
ゼネコンの下請けの場合だと、他の設計事務所が既にデザインを決めており、基本設計に基づいて実際に工事が行えるように詳細を書き込んでいく必要があります。
しかし、製図学校を出て、いきなり設計事務所に入った私には、どうしても現場のことが分かりません。
本を読んで理解しようとはしましたが、「現場のことを分からないまま図面だけ描いていても力が付かないのでは?」と悩んでいたのです。
現場が見える仕事がしたくて転職を考え出した
この設計事務所では、デベロッパーから依頼されるマンションの実施図面の作成案件は、1年間に1棟あるかないか。そのため、ほとんどの業務がゼネコンの下請けという状況でした。
とは言え2級建築士の受験資格は得られましたので、「2級建築士の資格が取れたら転職をしたい」と事務所の所長に相談したのです。
所長は「むしろその方がいいかもしれない」と言って引き止められませんでした。
資格の取得を機に転職活動を始めた
2級建築士の資格を一発合格した私は、すぐにハローワークへ。先に書いたように現場が見られる仕事がしたかったので、社内に設計部と工事部のある会社を探しました。
すると、住宅の設計施工をするハウスビルダーが見つかり、応募後すぐに採用が決まったのです。
ハウスビルダーでは営業と設計の両方をこなしています
入社したのは社員数30名ほどの中小企業ですが、下職の工務店などを含めると総勢10人体制くらいで、年間60棟ほどの住宅を建てています。
ここでの私の仕事は、オープンハウスに来たお客さんに設計提案をして受注につなげる営業がメイン。
正直、「現場に出るのはクレームが出たときくらいだろう」と考えていた当初の予定とは異なりますが、自分の提案が形になる今の仕事には十分にやりがいを感じて満足しています。
転職成功したなと思いながら、現在も仕事頑張っています。
この経験が同じ職種で転職しようとしている人の何か口コミとして参考になれば良いと思ってます。